39w5d 出産レポート
33歳ドルヲタ、妊活を経て妊娠。
記録のためにも淡々と情報をアップしていくつもり。
同じような悩みを持つ方の参考になれば。
【現状】
・結婚2年
・フルタイム勤務、事務職
・自己流の妊活を1年、通院での不妊治療を半年し妊娠
【取り組んだ妊活】
・婦人科通院(多嚢胞性卵胞症候群の傾向あり)
・基礎体温記録
・ヨガ(歴9年、ちなみにドルヲタ歴は10年)
・湯船に浸かる(なるべく…にとどまりがち)
・鍼治療(週1回)・漢方薬(1日2回、2種類)
【妊娠後の経過】
・お腹の子の成育は順調
・重症妊娠悪阻で実家療養と点滴通院
・15wから職場復帰
・34wから産休入り・里帰り
38w5dの早朝、ついにその時がやって来ました。
3:00
お腹の痛みで覚醒。
前の晩に前駆陣痛の回数が多かったので、また前駆か…と思いつつアプリで計測。
しかし痛みの感覚がいつもの前駆とは異なって、これ、ガチなやつかも…と。
計測結果は6〜10分間隔くらいでややまちまちでした。
お手洗いでおしるしあり。
4:30
産院に電話をし、「多分陣痛が来たと思います…」と相談。
母親学級でお世話になった助産師さんが電話に出てくれ、「6時まで継続計測してみてください。そして、できるだけ寝てください」と指示がありました。
7:30
ウトウトとしたけれどもスッキリ寝られず。
計測を継続していて、波の強弱に差があるが、この頃だいたい10分間隔に落ち着いて来ました。
陣痛とともに、会陰部から分泌がある感覚がして、お手洗いにいくとやはり出血(おしるし)がありました。出血だけでなくおりもの?のようなものも出ていて。
ここで再度産院に電話をして、状況を説明しました。
「おりものか破水か確認をした方が良いから、検査をしましょう。入院の準備物も持って来てください」とのことで、母親にお願いして病院に送ってもらいました。
8:00
検査の結果、破水ではありませんでした。
NSTもして、陣痛でしょうということになりました。
いわゆる「内診ぐりぐり」を初体験。これが痛い…ですが、これから待ち受ける一世一代のイベントにちょっとテンションが上がっていました。
「内診ぐりぐり」の結果、「子宮口は1.5cm開いていますがまだ固いです。赤ちゃんの頭も高い位置にあって降りてない。このまま入院か、午前中自宅で様子見かどちらかにしましょう」と。
暑くてシャワーしたかったので自宅に戻ることにしました。
この日は、太陽がギラギラしてとっても暑かったのです。
助産師さんからは、「シャワー浴びたりして身体を動かすのはとっても良いわね。できたら少し眠って、ご飯も食べてね」と言われました。
12:30
自宅で過ごしているうちに明らかに陣痛間隔が短くなり、痛みが増していました。
ベッドの上でふうふうとヨガの呼吸を整え、気を紛らわせるためにSNSをのぞいたり、夫に連絡をとったりしました。
夫は遠方にいて、今日中には飛行機が間に合わないことが判明しました。
分娩は今日中に終えたいけど、そしたらその瞬間には間に合わないなあと思いつつ。
昼食に小さいおにぎりとゼリーを食べます。
食べてからすぐ破水しました。
12:45
病院に「破水しました」と連絡をして、再度向かいました。
車で数分の距離でしたが、車の揺れと陣痛の波が重なると痛くて痛くて、「痛い〜〜おか〜〜さ〜〜ん」と言いながら実母の運転で向かいました。
入院をして、抗生剤を打つことになりました。
入院バッグを朝持ち込んでいたので、サクッと入院できてよかったです。
お産のためのスモッグのようなものに着替えました。
破水しているので、痛みとともにダバダバと羊水が出て来ます。
タイミングを見てナプキンを交換しました。
この頃、痛みは4〜5分間隔でした。
NSTは90くらい。助産師さんに、「家で結構頑張ったねー」と褒められました。
ここまではギリ呼吸で痛みを逃せるレベルでした。ヨガの呼吸、本当に役立ちました。
2回目の「内診ぐりぐり」をされましたが、「子宮口の開きは、朝と状況があまり変わっていないね」と言われました。
明らかに痛いのに!長期化したら萎えるなあ…と思っていました。
13:00〜
どんどん痛くなる陣痛を部屋で耐えましたwith実母。
ベッドの頭の部分にしがみついて、とにかく呼吸。
この頃から鼻呼吸がきつくなってきます。ヨガ歴10年の見せ所!と頑張ります。
母には腰をさすってもらいました。私は、テニスボールでピンポイントに押されるよりは、手のひらで広範囲をぐーっと押してもらう方が楽でした。
途中で一度内診がありました。ぐりぐりされると、その度に陣痛が進む感じがありました。
シフト変更のタイミングなのか、担当の看護師さん・助産師さんが変わりました。
17:30
部屋に夕食が運ばれて来ました。
「食べられたら食べてね」と。いや、無理無理無理!
というより、匂いもきつくて、この日食べたものを全て吐きました。
実母がビニール袋を持っていたので、助かりました。
お母さんって、本当にすごいです。
ガタガタ震えながら陣痛に耐えました。
私の場合は寒気のような震えがあったので、暑さは感じませんでした。
好きなアイドルのうちわを持ち込んでいたのですが、残念ながら使えませんでした。笑
さて、子宮口が開いていくと嘔吐することがあるそうです。
再度内診をして、子宮口が7cm開いていることがわかりました。
このころのNSTでは、140くらいまでいっていたと思います。
「一気に進んだねー!頑張ろうねー!」と助産師さんに励まされながら、分娩室に移動しました。
もしかしたら今日中に生まれてくれるかもしれない、と気合を入れ直しました。
18:30〜20:00
子宮口8〜9cmまでの道のりがこの時間帯でした。
陣痛はここがクライマックスです。
腰、下腹部、お尻への負担がもう限界で、下半身が麻痺していく感覚でした。
分娩台にしがみついて呼吸を頑張りました。
声を出さないのがポイントと言われましたが、結局叫びながらしか出来ず。笑
「力入れないでー!吐きながら力抜いてー!」と言われますが、ふうううう↑と、どうしても力んでしまいます。
なかなか陣痛感覚が一定にならず、●●…●●…というようなリズムの時間が続きました。
疲れて来て、陣痛と陣痛の間のインターバルの時間はもう気絶に近かったです。
NSTの数値が振り切れまくっていたと母が言っていました。
産院のNSTは200まで表示できるものだったので、200以上になっていたんだと思います。
ここまでは母がついていてくれました。
「赤ちゃん〜そろそろ良いよ〜。お母さん痛いってよ〜。」と声をかけてくれて、母親ってずっと母親なんだなあと、ありがたく思いました。
途中で導尿されましたが、ちょっとちくっとするくらいでした。
20:00〜21:00
ついに!いきみが解禁されました。
終わりが見えてきたんだ!と、モチベーションが上がります。
陣痛は「痛いけど身体から力を抜く」ですが、いきみは「痛い分だけ力入れて良し」です。
後者の方がわかりやすく、やりやすいと思いました。
最後の力を振り絞っていきみます。
SNSで予習したとおり、
*目は開く
*おへそを見る
*足の踏み込み
*お尻をつけて背中は丸める
*声は出さない
を気をつけたらめちゃくちゃ褒められました。
もちろんいきみながら他の穴からも色々出ました。笑
最後の最後に先生がやって来ました。
会陰部に麻酔を打たれ、切開されたらしいです。全く気づきませんでした。
何回かいきんで、頭が出入りするのがわかります。
最後は腕も脚もガクガクと震えていました。
身体は本当に「ドゥルン」と出て来ました。
「力抜いて良いよ〜」といわれても、なかなか抜けませんでした。
出て来た瞬間、赤ちゃんの声はすぐには聞こえなくて。
「今泣かせるからね〜〜!」という助産師さんの声。
先生が器具で何かを吸うような音がして、
「んぎゃーー!」
聞こえました。
でっかい声です。
マジで、人間、出て来た・・・・・・・!!
胎盤を出して会陰切開の縫合。
放心状態で、もはや痛くありませんでした。
赤ちゃんは、へその緒が首を一周していたそうです。
それで、最後の陣痛の進みがあまり良くなかったと。
赤ちゃんは計測や何やがあって、ワァワァ泣きながら処置されていました。
本当にあれが私の赤ちゃん?カワイイけど、まだ信じられないような気持ち。
助産師さんが洋服を着た赤ちゃんを連れて着てくれ、カンガルーケアしました。
「頑張ったね、いらっしゃい、あなたが入っていたの…」と不器用な上司みたいなコメントをしてしまいました。
いやはや、夫にそっくり。
似てるわwwwと思っていたら、母親が入って来ました。
母も、「パパに似てるね」と。
夫や義実家への連絡は、母がしてくれていました。
21:00〜23:00
赤ちゃんと添い寝しながら、2時間の休憩タイム。
途中何回か泣いていましたが、実母が抱っこしてくれ、私は休みました。
生まれてすぐの割に、結構しっかりと泣いていて、ボーッとしていない子だねえと話していました。
髪の毛も手の指の爪もしっかりと生え、エクボまであります。
なんてカワイイんだろうと、もうその時点でメロキュンでした。
私の方は、休憩したのに、めまいと耳の閉塞感が強くて、音がずっとこもって聞こえていました。
助産師さんから、「車椅子使いましょう」ということで、乗って部屋へ移動しました。
顔色も真っ青だったとか。お手洗いに行きたい時は看護師さんに手伝ってもらうよう指導されました。
赤ちゃんは一晩はナースステーションで見ていただけるということで、一旦バイバイしました。
お産はまあそれなりに大変でしたが、正直言って重症妊娠悪阻よりは俄然マシでした。
というか、重症妊娠悪阻を頑張ったプライドで、何でも乗り越えられる感じでした。
まあ何より、最後にはとんでもなくカワイイ赤ちゃんに会えますから。